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全国で注文住宅を手がけている大手ハウスメーカー。知名度があるため、家づくりの相談を検討中の方も多いのではないでしょうか。ここでは、大手ハウスメーカーのメリットやデメリット、工務店との違いをご紹介します。

大手ハウスメーカーのメリット

経営基盤が安定している

大手ハウスメーカーのメリットは、経営基盤が安定している点にあります。資金力があるため倒産するリスクが低く、建てた後も長期にわたるサポートが期待できます。
もちろん倒産の可能性がゼロではありませんが、地域密着型の工務店と比較して安定性があります。長期的なサポートを受けたい場合、ハウスメーカーを候補に入れてみるとよいでしょう。

展示場・モデルハウスで実物を確認できる

大手ハウスメーカーは、自社で展示場やモデルハウスを運営しているところが多いため、実際の物件を確認してから検討できます。外観や内装のデザインや仕様、クオリティを隅々までチェックできるので、イメージの齟齬が起こりにくくなります。
また、モデルハウスなどの近くに営業拠点がある場合も多く、気軽に相談や打ち合わせが可能です。

提案力がある

提案力の高さも大手ハウスメーカーのメリットといえます。ハウスメーカーは多数の住宅施工実績があり、その中で得た豊富なノウハウを蓄積しています。ノウハウは社員間で共有されており、さまざまなアイデアを出してもらうことが可能です。
趣味を楽しめるスペースが欲しい、家事動線をコンパクトにまとめたいなど、要望に沿った提案を受けられるでしょう。

アフターサービスが充実している

大手ハウスメーカーは、長期保証や定期点検を提供するなど、アフターサービスが充実しています。
また、24時間365日受付のコールセンターを設置し、水漏れや設備故障などのトラブルに対応しているところもあります。このほか、オーナー向けの会員サービスを用意するなど、各社が多彩なサービスを提供しています。

大手ハウスメーカーのデメリット

坪単価が高め

大手ハウスメーカーのデメリットは、坪単価が高くなりやすい点です。大手ハウスメーカーは住宅性能が高く、材料や設備のクオリティにこだわっています。
また、テレビCMなど宣伝にも多額の費用を支払っています。こうした事情から、平均的な住宅と比べて坪単価が高い傾向にあります。予算が限られる方、建築コストを抑えたい方は注意しましょう。

自由度が高いとは限らない

大手ハウスメーカーは住宅プランや規格、標準仕様を全国で統一しているケースが目立ちます。設計自由度は会社によって異なりますので、仕様までこだわりたい方は注意が必要です。
もし標準仕様・規格から外れた設計にした場合、費用が高額になる可能性があります。隅々までこだわりたい方は、完全自由設計が可能な住宅会社を探しましょう。

伝達ミスが起こるリスクも

大手ハウスメーカーは社員数が多く、分業体制が基本です。営業や設計部門が分かれているため、途中で伝達ミスが起こる可能性があります。連携がうまく取れていないと、打ち合わせで齟齬が生じたり、対応に時間がかかったりすることも。
チームで対応してくれるハウスメーカーもありますが、認識の齟齬を防ぐためには、担当者としっかりコミュニケーションを取ることが重要です。

ハウスメーカーと工務店の違い

ハウスメーカーと工務店の主な違いは、会社の規模と設計自由度にあります。ハウスメーカーは複数の地域で営業している会社が多い一方、工務店は地域密着など、施工エリアを絞っている会社が中心です。
また、工務店は設計の自由度が高めで、細かい要望にも柔軟に対応してもらえます。ハウスメーカーは規格・仕様がある程度決まっており、工務店よりも自由度が下がります。

まとめ

大手のハウスメーカーの多くはモデルハウス・展示場を運営しており、実物を確認してから依頼の可否を判断できます。また、アフターサービスも手厚いため、建てた後も充実したサポートを受けられます。一方で坪単価が高く、住まいをイメージ通りに設計できるとはいえません。ハウスメーカーへ依頼するか悩んだ時は、しっかり話を聞いてから判断しましょう。

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