本ページでは、注文住宅に用いられる各種の自然素材にについて取り上げ、その知識やポイントとなる事柄、メリット・デメリットなどをご紹介していきたいと思います。
かつての高度成長期からいわゆるバブル期にかけて、住宅づくりは大量生産や合理化による“安直な”ローコスト化が図られていました。その結果として、社会問題化してしまったのが「シックハウス症候群」に他なりません。手間暇をかけて扱わなければならず、コスト面でも高額になりがちな自然素材が敬遠され、化学物質を多用した安価な建材を用いて家を建てた結果、人体に有害なホルムアルデヒドという物質によって、健康を損ねるという、なんとも本末転倒な事態となってしまったのです。
こうした反省から、現在では自然素材の良さが見直され、家づくりの大きなこだわりとしている注文住宅会社も増えてきています。自然素材には、人体に優しいだけでなく、風合いの良さや、癒し効果といった多くのメリットがあります。その一方で、デメリットも存在していることも、しっかり把握しておかなければなりません。ここでは、代表的な自然素材について、それぞれ詳しくご紹介しています。
山林や森などで育った自然の木から切り出した木材のことを指します。逆に木片を接着剤などでつなぎ合せて木材として用いるのが、集合材や合板です。丈夫で長持ち、風合いや手触りの良さなどの反面、自然の木材ゆえに、割れやひび、反りなどが発生しやすいデメリットもあり。ただし、適切な乾燥や加工を行うことで、リスクは大きく軽減できます。
漆喰は「石灰」をベースとした壁材。珪藻土は藻類の一種である珪藻の殻の化石を原料とした壁材です。ともに、湿度の高い時には吸収、乾燥時には水分を放出するという「調湿効果」があり、「呼吸する壁」として注目を集めています。なお、漆喰は外壁・内壁ともに使用できますが、珪藻土は内壁に限られます。また他の壁材と比べ、費用は高価になりがちです。
近年注目を集めている外壁材になります。マグマが岩石となる前に粉末になった「シラス」という物質が原料で、鹿児島や宮崎などに所在する「シラス台地」から採掘。100%自然素材でありながら、完全防水の性能をもち、厳しい自然環境にも劣化しにくい高い耐久性もあり。その分、費用は比較的高価になり、また施工する左官職人の技量も求められます。
その名称が示す通り、羊の新毛を原料とした断熱材。かねてより寝具や衣類などに用いられてきているウールを、住宅用の断熱材として使えるようにしたものです。自然素材でありながら高い断熱性と省エネルギー性を実現できるのが大きな利点。ただし、国内生産の「サーモウール」は、製造元より認可を受けた業者でなければ施工できないというのが現状です。
「いくつかの注文住宅会社を比較したいけれど、数が多くて大変...」と思われていませんか?当メディアでは、大阪で注文住宅を検討している方に向けて、「性能」「ブランド」「デザイン」の3つのこだわりからそれぞれおすすめの3社を紹介しています。迷われている方は以下からチェックしてみてください。
RECOMMENDED
注文住宅を建てた人が会社を選ぶ決め手としてよく挙げられる「性能」「デザイン」「ブランド」に強みがある会社をそれぞれ選定しました。重視したいこだわりに合わせてチェックしてみてください。
※選定理由
【小林住宅】
Google 「高性能住宅 大阪」の検索結果を 50 位まで調査。出てきた注文住宅会社の中で、大
阪府に本社を置き、断熱性能を表すUA 値と、気密性能を表す C 値が最も優れていた( UA 値
: 0.23 、 C 値: 0.15 )ため選出
【KaDeL】
Google 「デザイン住宅 大阪」の検索結果を 50 位まで調査。出てきた注文住宅会社の中で、
デザインに関する国内の賞を、最も幅広く受賞していたため選出( 2007 年:「あたたかな住
空間デザイン」コンペティション 住宅デザイン部門・新築の部特別賞受賞 2009 年: 21 世紀
の環境グランドデザインコンテスト 総合部門入選 ゴールドメンバー賞受賞 2011 年:住まい
の環境デザイン・アワード 2011 特別賞受賞 2018 年: WOODONE2018 空間デザイン 施行例コ
ンテスト 最優秀賞受賞 2022 年: Best ofHouzz2022 デザイン賞受賞)
【積水ハウス】
:住宅産業新聞が発表した 2022 年発表の大手ハウスメーカーランキング 11 社の中で、唯一
永年保証を実施(条件あり)しており、且つ2022 年発表の戸建て販売戸数が最も多く(
10,610 件)、大阪府内にある展示場・ショールームの数が最多( 14 )だったため選出
参照:(https://www.housenews.jp/house/21379