夏場に極端な高温になることもあれば、涼しくなることもある大阪。実際の気温は地域によって違いますが、エリアによってはヒートアイランド現象の影響を受けます。ただ、大阪では府と自治体が連携し、ヒートアイランドによる影響を緩和できるよう取り組んでいます。
大阪の平均気温は、各月ともほぼ横ばいの状態が続いていますが、少しずつ上昇傾向になっています。例えば、1990年代の8月の平均気温は、ほとんどの年が26〜28度前後で推移しています。一方、2010年以降は大半の年が29度を超え、2010年には30.5度を記録しています。
大阪は30年前後で平均気温が2〜3度も上昇しており、熱中症のリスクは年々 高まっています。住宅を建てる地域によっては、断熱性・気密性を高めるなど、何らかの高温対策が欠かせないでしょう。また、外からの日差しを防ぐ遮熱カーテンやシェードの導入も必要といえます。
ヒートアイランド現象は、都市部の気温が郊外と比べて高くなる現象のことです。気温の分布をマップで示した際、都市部の高温域が島のように浮かび上がることから呼ばれています。大阪の都市部でもヒートアイランド現象は問題になっており、自治体が対策や基本方針を策定して取り組みを進めています。
都市部は熱が蓄積しやすく、郊外を比較して熱中症のリスクが高くなります。また、夜間も蓄積した熱が中々逃げないため、熱帯夜をまねく場合もあります。
大阪では、府と大阪市が連携してヒートアイランド対策に関する基本方針をまとめています。効率的に対策することを目的に、人工排熱の低減や建物・地表の高温化抑制に取り組んでいます。例えば、自動車の排熱を減らすために、エコカー導入を推進しています。
また、公園整備や空間の緑地化を進めるなど、緑を増やすことでヒートアイランドの影響低減に取り組んでいます。府と市は中長期的な視点で対策を進めており、2025年までに夏の熱帯夜の日数を3割減らすこと目標にしています。
風の道ビジョンは、大阪市が取り組んでいるヒートアイランド対策です。大阪市は、大阪湾からの涼しい海風が吹いていますが、これを内陸部まで行き渡らせることを目標にしています。
風の道ビジョンでは、いくつかのクールゾーンを設定し、官民が協働で緑化の推進や人工排熱の低減に取り組んでいます。また、地区レベルで海風を導くために、敷地の通風確保も推進しています。こうした一連の取り組みが海風を市街地へと招き、ヒートアイランド対策に寄与すると考えられています。
「いくつかの注文住宅会社を比較したいけれど、数が多くて大変...」と思われていませんか?当メディアでは、大阪で注文住宅を検討している方に向けて、「性能」「ブランド」「デザイン」の3つのこだわりからそれぞれおすすめの3社を紹介しています。迷われている方は以下からチェックしてみてください。
RECOMMENDED
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※選定理由
【小林住宅】
Google 「高性能住宅 大阪」の検索結果を 50 位まで調査。出てきた注文住宅会社の中で、大
阪府に本社を置き、断熱性能を表すUA 値と、気密性能を表す C 値が最も優れていた( UA 値
: 0.23 、 C 値: 0.15 )ため選出
【KaDeL】
Google 「デザイン住宅 大阪」の検索結果を 50 位まで調査。出てきた注文住宅会社の中で、
デザインに関する国内の賞を、最も幅広く受賞していたため選出( 2007 年:「あたたかな住
空間デザイン」コンペティション 住宅デザイン部門・新築の部特別賞受賞 2009 年: 21 世紀
の環境グランドデザインコンテスト 総合部門入選 ゴールドメンバー賞受賞 2011 年:住まい
の環境デザイン・アワード 2011 特別賞受賞 2018 年: WOODONE2018 空間デザイン 施行例コ
ンテスト 最優秀賞受賞 2022 年: Best ofHouzz2022 デザイン賞受賞)
【積水ハウス】
:住宅産業新聞が発表した 2022 年発表の大手ハウスメーカーランキング 11 社の中で、唯一
永年保証を実施(条件あり)しており、且つ2022 年発表の戸建て販売戸数が最も多く(
10,610 件)、大阪府内にある展示場・ショールームの数が最多( 14 )だったため選出
参照:(https://www.housenews.jp/house/21379